女性でも足の汗に悩む人は多いです。
特に夏に向けて素足で過ごしたり、サンダルやパンプスを履く機会が増えてくると、
少し歩くだけで足のべたつきが気になったりします。
また、冬でも特にブーツを脱ぐと強烈なニオイがするので、人前では脱げなかったりします。
そんな足汗とニオイについて原因と対策法についてご紹介していきます。
ひどい足汗の原因は?
足の裏は、身体の中でも手のひらと同様に最も汗腺が密集していて、一番汗をかきやすい場所です。
このことは、物を持ったり、歩いたりするうえで、道具や地面を滑りにくくするためだと言われています。
誰でも季節を問わず、足の裏から1日にコップ1杯分の汗をかいています。
でも、それ以上に汗をかいていると思われる場合は、多汗症などの病気が隠れている場合もあります。
ここで、簡単に汗の種類のおさらいをしてみます。
①温熱性発汗…暑い夏や激しい運動のあとなどにかく汗のこと(体温調節)
人間が生きていくための生理現象として、気温の上昇や運動などで体温が上がるのを防ぎ、
上がりすぎたときには体温を下げ、体温調節のためにエクリン腺(汗の成分としては99%以上が水分で残りの1%は塩分などが含まれている)から汗が分泌されることです。
②精神的発汗…ストレスや緊張、不安な時などにかく汗のこと
緊張や不安、ストレスなどによって、交感神経が刺激され、活動が活発となり、主に手のひらに汗をかき、足の裏にも汗をかく人もいます。
③味覚性発汗…辛いもや刺激のあるものを食べたり飲んだりしたときにかく汗のこと
辛い物や刺激のある物を食べたり飲んだりすると、発汗神経が刺激され、同時にエクリン腺が刺激されるため、特に顔回りに汗をかいてしまいます。
④更年期障害…ホルモンのバランスの崩れによってかく汗のこと
女性ホルモンのバランスの崩れによって、のぼせ・ほてり・ホットフラッシュ(自分の意志とは反して突然汗をかく)が見られます。
⑤病的な発汗…多汗症、甲状腺ホルモンなどの異常によってかく汗のこと
足の裏というよりは、特に手のひらに汗をかきやすい人は「手掌多汗症」(しゅしょうたかんしょう)といい、
緊張やストレスなどで「交感神経」が刺激されるため、手のひらが汗でべとべとになってしまう人はこの可能性があります。
これらのうち、足汗は主に温熱性発汗と精神的発汗の場合に起きることが多いです。
更年期障害や多汗症などが疑われる場合は、医師の相談を受けて改善していくことをおすすめします。
足汗とにおいの関係
足の裏にある汗腺はエクリン腺なので、汗そのものはどんなにたくさんかいても臭うというこはありません。
では、どうして足が臭いということになるのでしょうか?
足のニオイの原因は水虫と細菌(雑菌)で、この二つとも汗に深く関係しています。
水虫は白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)に感染する皮膚病で、最近では女性の患者も増えています。
水虫はどのようにして発症するかというと、高温多湿の状態が続くことと、水虫の患者さんから移ることです。
白癬菌(はくせんきん)は、温度が15度以上で湿度が70%以上になると急激に増えだすため、
水虫の人が歩いた床やバスマットなどや、スリッパ、靴下、靴を長時間同じものを履き続けることによって発症する場合があります。
症状としては、かゆみ、水ぶくれ、皮がむける、を繰り返すようになるので、清潔を心掛け、
皮膚科で薬を処方してもらい、治療をするしかありません。
そして、水虫にならなくても、女性がよく履くストッキングなどは化学繊維でできたものは汗を吸わないので、
蒸れた状態が続いてしまい、時間の経過とともに細菌(雑菌)が繁殖して足のニオイの元になってしまいます。
つまり、足のニオイというのは、一日中靴や靴下で覆われ、足汗の逃げ場がなく蒸れてしまい、
時間が経つにつれ、雑菌が繁殖したもので、この状態が長く続けば水虫も発生する可能性があるということです。
また、足のニオイに気づいた時には、靴が臭くなっていることも考えられます。
靴の中は、たったの10分で湿度が100%になります。
それを一日中履いていたとしたら…靴の中は雑菌だらけになります。
そして次のような条件が重なることで靴の中のニオイは増します。
靴のニオイ=雑菌+栄養+環境
雑菌にとっての栄養とは汗や皮脂や垢のことで、さらに湿度が高くなる(革靴やブーツなどは10分で湿度が100%)と、
密閉状態で温度が高くなるといった環境のもとで、ニオイが発生します。
こうなると、単なる足のニオイだけでなく、靴そのものまで臭うようになります。
足汗を止める対策 靴下や制汗剤
足の裏は汗腺が多い場所なので足汗をかくのは仕方のないことですが、
ここでは少しでも足汗を抑えて、気になる足や靴のニオイ対策についてご紹介します。
まず、足の臭いを消す方法 ムレへの対策です。
・一番に清潔を心掛けること。
足の爪を伸ばし過ぎない(指と爪の間に垢がたまって雑菌の繁殖の元になる)ようにし、
お風呂で足の指や指の間、爪周辺を石鹸とできれば爪ブラシのようなものや足専用のもので毎日洗います。
さらに、足の角質除去ケアを定期的に行います(足の古い角質はバクテリアが繁殖しやすいため)
かかとの角質除去をするなら、
ドクターショールの電動角質リムーバー がおすすめです。↓
・靴は最低でも2足用意し、交互に履くようにします。(同じ靴は毎日履かない)
1日履いた靴は、乾燥剤などを入れて乾かしておきます。(雨に濡れたときは新聞紙も入れるとよい)
・消臭効果のある中敷きを敷いておきます。(女性でストッキングにパンプスを履く場合は、特に通気性が悪くなり足が臭うので必ず入れる)
・消臭効果のあるスプレーをかけます。
・靴下はできれば5本指で、綿素材のものを履くようにします。
・靴下やストッキングは、一度手洗いして漂白します。
一日中履いたものはそれ自体にニオイが染みついているので、いきなり洗濯機で洗っても落ちないほど頑固なものになっています。
・足の多汗症で困っている場合は、皮膚科に相談して制汗剤を処方してもらいます。
皮膚科に行くまでもない場合は、デトランスαの手足用のようなデオドラント剤がおすすめです。
これは脇汗のところでもご紹介しましたが、医療の先進国デンマーク製の世界中で使用されている人気商品です。
夜寝る前に塗布し、翌朝ふき取るだけで手足の汗を抑えることができるという優れものです。
手汗足汗に特化したデオドラント剤なので、一度試してみる価値はあります。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は足汗についてご紹介しました。
足汗による足のニオイは、脇のニオイの次に気になるものです。
これらの対策をしっかりすれば、汗やニオイに振り回されずに快適に過ごせますよ♪
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