白髪は染める?染めない?今どきの白髪染めいろいろ

出かけようとして鏡を見た時に、生え際や分け目など、人の目につきやすいところに白髪を発見し、
白髪なんてまだ先の話だと思ってたのでショックを受けたことはありませんか?

白髪は30代の半ばごろから一気に増えてきますが、
早い人だと10代、20代など30歳未満の方でも若白髪がある人が増えているそうです。

白髪は遺伝や年齢だけでなく、生活習慣や栄養不足、ストレスや病気によるものもありますから、
まずは規則正しい生活をして、ストレスをためない、病気にならないように心がけましょう!

分け目の白髪

そして、白髪を見つけると、取りあえず抜いてしまえ…というのはちょっと待って!
白髪は抜くと増えるという定説がありますが、実際は抜いたから増えるのではなく、
毛根を傷つけてしまうため、メラノサイト(色素細胞)も破壊され、毛髪に色が付きにくくなったり、
白髪があるというストレスから悪循環で増えたように感じるものなのです!

それではどうするか?
白髪を隠すには、染める方法がありますが、実際「白髪染め」となると、自分にはまだ早いんじゃないかと、
なかなか自分から白髪染めに手を出すのに抵抗を感じたりしていませんか?

そんな方のために、今どきの白髪染め、カラーリング事情についてご紹介したいと思います。

白髪染めとヘアカラーの違いについて

ヘアカラー

茶髪がはやって髪を明るくしたいからと、美容院や市販のヘアカラーで髪を染めたことがある人は多いかと思います。
白髪とは無縁の若いころは、髪を染めておしゃれを楽しんでいました。

でも白髪を発見したら…いきなり白髪染めを使うのは抵抗があるし、美容院でも恥ずかしい…
そもそもヘアカラーと白髪染めにはどんな違いがあるのでしょうか?そんな素朴な疑問をお持ちではありませんか?

ヘアカラーも白髪染めも髪を染めるということでは同じですが、
一般的にヘアカラーの方は、黒髪を染めるための成分が配合されていて、白髪に色を付けるのは難しいため、綺麗に染まらなかったりします。
対して、白髪染めは白髪を染めるための成分が配合されているので、
通常のヘアカラーより白髪が綺麗に染まり、白髪を目立たなくすることができます。
さらに、白髪になっていない部分の黒髪も同時に色を入れることができるため、仕上がりが自然になります。

だから白髪が増えてきた場合は、白髪染めの方が無難です。

ただし、どうしても白髪染めを使うことにまだ抵抗があるという方は、
白髪の数が少ない場合は通常のヘアカラーでも白髪を目立たなくすることはじゅうぶん可能です。

白髪染めは髪や頭皮を傷める?

白髪染めもヘアカラーもそうですが、髪や頭皮に負担をかけることになるため、
髪がパサパサになって傷んだり、頭皮がかぶれることがあります。

この原因として、カラーリング剤には過酸化水素水やパラフェニレンジアミン(PPD)という有害物質が含まれています。
特に注意したいのは、「パラフェニレンジアミン(PPD)」という化学物質です。
中度のアレルギーで頭皮にかぶれや湿疹、じんましんが現れたり、顔に腫れやむくみなどが出てくる場合もあります。
重いアレルギーになると、アナフィラキシー症状(呼吸困難や意識障害、最悪の場合死に至る)が出るという怖い報告もあります。

ヘナ

ヘアカラーは一時中断することができますが、
白髪染めは白髪が目立つと染めたくなりますから、どうしても回数が多くなってしまいます。
そのため、白髪染めを選ぶ際は、髪や頭皮にやさしい、ノンケミカルのものや、植物染料のヘナ(ヘンナ)100%を使用するようにします。

そして、どんな白髪染めやヘアカラー剤も、毎回必ず、染める48時間前には腕の内側などでパッチテストを行います。

市販品と業務用(美容院など)白髪染めの違いは?

美容院での白髪染め

市販の白髪染めは、ピンからキリまでありますが、あまりにも安価なものは髪を傷めたり、頭皮にダメージを与えるだけなのでお勧めできません!
ただし、最近のネット通販で紹介されているものは、髪に優しいノンケミカルのものを使用しているものが多いため、
髪や頭皮にやさしいのが特徴ですが、金額はやや高くなります。
いずれにしても自分で染めることになるので、手間がかかるのと、染め残しがありムラになって失敗しやすいです。
1回ではしっかり染まらなかったり、長持ちしないので、短期間で繰り返し染めることで色が定着していきます。

一方、美容院の白髪染めは、その美容院によって使っている薬剤が違います。
天然成分のものやアルカリ性の弱いタイプの薬剤だと、髪や頭皮にやさしいです。
また、美容師の方がその人の髪質にあった薬剤やカラーを調合したり、技術によって仕上がり感が違ってきます。
プロが染めてくれるということで、一度でしっかり染まり、長持ち(約2か月くらい)するのが特徴ですが、
その分、強い薬剤を使用している場合は、髪が傷みやすくなったり、頭皮にダメージがある場合もありますので、
美容院選びも大切になってきます。
プロに任せることでラクな分、コストがかかります。(だいたい5000円から10000円程度)

最近の白髪染め事情(市販品&ネット通販品)

白髪染めというと、あのツンとした薬品のニオイがいやだったり、仕上がり後の髪がパサパサになるものが多かったのですが、
よほど安いもの以外ではだいぶ改善されてきました。

例えば、髪を染める成分には化学物質成分と植物由来成分のものがあります。
それぞれにメリット、デメリットがあり、化学物質成分の方が染まりやすいが、髪を傷めたり、頭皮(肌)への影響があります。
植物由来成分のものは、髪や頭皮(肌)には優しいのですが、染まるのに時間がかかったり、何回か使わないと色が定着してきません。
このようにメリット、デメリットがありますので、肌の弱い方には植物由来の成分の白髪染めをおススメします。

利尻ヘアカラートリートメント ルプルプ スカルプDボーテ

また、最近の白髪染めの主流になりつつあるのは、ヘアカラートリートメントといって、
ヘアカラー剤にトリートメント成分が配合され、トリートメントしながら白髪が染められ
髪や頭皮(肌)にもやさしく、仕上がり後の髪にツヤやハリを与えてくれます。
トリートメント成分には、髪に弾力を与えるコラーゲンが入っていたり、
髪に潤いを与え、外部刺激などから守るためのホホバオイルやオリーブオイル、アルガンオイルなどのオイル系のものが入っています。
それから、ネット通販で売れている利尻ヘアカラートリートメントには、昆布に含まれるフコイダンという成分が含まれ、髪や頭皮に優しい天然成分だから安心して使えます。

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利尻ヘアカラートリートメント

また、ルプルプもガゴメ昆布に含まれるフコイダン成分と天然植物による染料を使用しているため、
染めた後のパサパサやゴワゴワもなくきれいに仕上がります。

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さらに、海藻ヘアエッセンスで有名なラサーナからもヘアカラートリートメントが誕生しました。
こちらは、2種類の染色成分(内側から染色するマイクロ染料と外側から染色するイオン化染料)でしっかり色づけ、
天然色素を使用することで、濃く美しい髪色に仕上げ退色しにくくなりました。
また、白髪を染めるだけでなく、ラサーナの得意とする美髪成分として、
キューティクル補修成分(真珠由来、羊毛由来)や、保湿成分(ブルターニュ産の海藻)でツヤと潤いのある髪に導いてくれます。

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ラサーナ

こういった植物由来成分のものは、白髪染め特有のツンとした匂いもなく、香りがいいものも増えてきましたよ。

従来の白髪染めだと、衣服や肌を汚すので、お風呂場で作業することが多く、
髪につけた後はしばらく放置してそのあと洗い流すという手間がありました。
最近のものでノンケミカルのものなら、素手でも安心して使用でき、衣服や肌につく心配も減り、放置時間も短縮できるようになりました。
それに、従来のような使い切りでなく、残った場合次に使うことができるので、1回あたりのコストも美容院と比べれば安くなってお得です。

さらに、それと併用して使う白髪染めシャンプーというのも人気があります。
その名の通り、シャンプーそのもので白髪を染めるものなので、毎日シャンプーすることで少しずつ染まっていくというものです。
普通のシャンプー感覚で使うので気軽です。

ちなみに白髪染めシャンプーでおススメなのはこちらです↓↓↓↓

利尻カラーシャンプー

注意したいのは、

・一度では染まりにくいので毎日シャンプーする。
・同じ製品の白髪染めトリートメントを併用することで相乗効果が。
・白髪の少ないうちから使う。

というのがポイントです。

シャンプー

それと、従来のシャンプーはシリコン入りのものが多く、キューティクルに付着しコーティングする作用があるので、
指どおりがよくツヤをだすものでしたが、実際のところは髪をコートするだけで、髪の内側からの補修や保湿には欠けていました。
最近はノンシリコンシャンプーが主流になりつつあり、特にアミノ酸系やベタイン系のものが髪と頭皮にいいシャンプーと言われています。
また、白髪を染める際にもカラー剤が浸透しやすくなり、染まりやすく長持ちします。
白髪染めのシャンプーを選ぶ際にはそういった表示なども参考にしてみてください。

白髪染めのまとめ

白髪を隠す

白髪染めはまだ早いと思っていても、白髪を手っ取り早く隠すには白髪専用のカラーリング剤を使うことをおススメします。
そうはいえ、使うのが抵抗があるという方は、白髪の本数が少ないうちは通常のヘアカラーでも十分白髪を目立たなくすることはできます。

白髪染めは美容院などのプロの方に染めてもらう方法と、自分で市販のものを使って染める方法があります。
それぞれメリット、デメリットはありますが、白髪染めを何度も使うと髪が傷んだり、頭皮にダメージを与えてしまうことがありますので、
肌の弱い方は、かならずパッチテストをするか、植物由来の成分のものを使うことをおススメします。